堺を無防備地域に 条例制定へ署名活動
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000000611110001
この活動には、非常に重大で且つ活動者たちは署名する人々に説明すべき問題がある。
相手がジュネーブ条約を守らなかったらどうなるのか?
騒乱状況を想像しがたい平時に、騒乱時には無防備となる事を宣言しようという事だが、それよりも上記問題にすら思い当たらない、想像力の欠如した人間の署名が1万5千人分も集まるかどうかがきわめて興味深い。
左翼や右翼は理念のため、将来の理想社会のために人を殺す。しかしオレは、腐敗しきらない内に全てを終わらせよう、日本製の核ミサイルで全土を焼け爛れた土くれにしてしまおうと訴える。
日々を懸命に、つつましく暮らす人々が日本の大多数を占めていることは承知だ。
が、しかし問う、将来に展望をもって暮らしているのか。10年後、100年後の日本はどうあるべきか、そこで暮らす自分たちはどうあるべきかと考え暮らしているのか。関係ない、必要ないと思うのは、蝶のはばたきを無視して竜巻に首をひねるようなものだ。
ろくに調べもせず、そして10年先にそれがどういう影響を及ぼすかも考えもせず従軍慰安婦を認め謝罪した河野洋平の愚劣さはそのまま、彼を議員に選んだ我々の愚劣さである。
河野洋平はブタだ。しかしそれにも増して、我々が愚鈍なブタなのである。
幸いにして、人間の脳みそはファジィな情報の処理能力に優れている。1+1よりも、●+△の答えを考えるのに向いている。将来の世界を、日本を考えるだけでもいい。その中にいる自分を考えてみる。できるだけ正確に、でも100%正確な予測に拘る必要はない。
それこそが蝶のはばたきなのである。
我々はか弱い蝶だ。
しかし、蝶がはばたけば竜巻が起こりうるのだ。
核ミサイルで自殺する前に、できることはやっておこうではないか。