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2024/07/09 08:40 |
事実からの決別。( ゚Д゚)

そろそろオレらも、「事実」から決別すべき時がきたと思う。

 

 

ってかずーっと昔からすでにそうなんだけどな。(A`)

 

 

オレが高校生の頃は、本多勝一の本は多感な青少年のバイブルみたいなもので、そこに記された内容は「真実」であった。
NHKは暴利をむさぼる悪徳公営企業であり、旧日本軍は支那人や朝鮮人を笑いながら惨殺しまくった極悪集団であり、一般企業は従業員から搾取し日本政府は国民を騙しアメリカは日本を虐げ。
なんて世の中だ正義はどこだ、憲法9条を守って自衛隊解体だ(#゚Д゚)と、ひとり怒りに身を震わせたりしたものである。

 

 

時代は流れ、ネットの普及により昔では知りえなかった情報に接するようになると、まず憲法9条護国論の幻想が木っ端微塵に打ち砕かれた。次に朝鮮や支那との関係についての幻想が、そして最後に、「正義」という幻想が無残に崩れ去った。
正義など存在しない、この世には「真実」のみが存在するんだ(´・ω・)と、遅まきながら理解した。

 

 

そして今。
オレはここで新たに提唱を試みたい。

 

 

「真実」など存在しない。
現象と立場と解釈が「真実」を育むのである、
と。( ゚Д゚)

 

 

机の上においてあるレンガに、転がってきたボールがぶつかったとしよう。
この場合、最も妥当と思われる(これすらまやかしの言葉であるのは後に説明する)表現は、

・レンガにボールがぶつかった

こうなる。
しかし、この現象をレンガから見た場合はこうなる。

・ボールが猛スピードで私にぶつかってきた

さらに、ボールの立場から見た場合はこうなる。

・私の接近をレンガは避けようともせずぶつかった

もっと言うなら、この机の立場から見た場合は、

・暗黙を了解と思い込んだレンガとボールが、私の上で勝手に行動しぶつかった

まだ言うなら、ボールを転がしたのはお前であり、レンガとボールは他人のものを無断で持ち出しており、さらに持ち主が激怒している場合、

・私の許可もなくボールとレンガを持ち出した者が勝手にぶつけて遊んだ

止まらずに言うなら、しかしこのレンガとボールはそいつの物ではなく他人から盗んできたものであることをお前が知っていた場合は、

・盗人風情が自分のことは棚に上げて、私がレンガにボールをぶつけたことをなじる

切れ目なく言うなら、実はお前とその盗人が生き別れの兄弟であることを知っている隣人がそれを見た場合、

・生き別れた兄弟が己の残酷な運命も知らず、レンガとボールごときのことで言い争いをしている

調子に乗って言うと、その隣人が実は。

 

 

本当に際限がなくなってしまうのでやめるが。
つまり陰謀論とはこうやって作ればいいのである。おわり。( ´∀`)

 

 

 

 

で終わると命題はどうした、となるので。(´・ω・)

 

 

極端な例であったが、このように現象が現象を生み、それが連綿と続く因果律をどこで切るか、どういう立場で解釈を試みるかにより、真実などいくらでも生み出せるのである。
小学校で習う5W1H、「いつ」「どこで」「だれが」「なにを」「どのように」「どうした」はつまり、金太郎飴のような現象を最も薄く切り出そうということなのだが、その各項目ですら立場と解釈でいかようにも変幻する。

 

 

では、お前は何を信じればよいのか。オレたちは何を信ずるべきなのか。
確かなことはないのか、間違いのないことはないのか。

 

 

実は簡単なことだ。
真実とはお前が望んだことである、ということをはっきり自覚すればいい。( ゚Д゚)

 

 

すべからく世界とは、お前の目と耳を通してお前の脳に到達した情報が、これまでの情報の蓄積を駆使して脳により解釈・再構成されたものであるという事実。まずこれを認識し、そういうシステムであるがゆえに真実とはお前が解釈・再構成できたものしか存在し得ないという必然を理解する。
そして世界はおしなべて、お前も含めた全ての人々の解釈・再構成の集合体であるという恐怖を受け入れる。

 

 

いわゆる「客観」などは存在せず、その刹那の大多数の人々の同意こそが客観という幻想である。

 

 

だからお前は、正義を探すのにあくせくする必要などない。
お前はもともと正義なんだから。
お前が信じたいものを信じ、お前に同意する人間を探し集めればいい。
同意してもらえないなら、同意してもらえるよう知力を絞ればいい。

 

 

「事実」とはそこにあるのではなく、ましてやマスコミが報道するものではない。
まさに、お前が作るものだ。
それを理解しろ。

 

 

それこそが、「事実」のくびきからの脱却なのである。( ゚Д゚)

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2007/02/15 13:33 | Comments(0) | TrackBack() | 未選択

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